令和 元年第2回 6月定例会 令和元年第2回
松江市議会定例会議 事 日 程(第5号) 令和元年7月9日(火曜日)午前10時開議 第1 議第1
号議案~議第34号議案、承認第1
号~承認第11号 (
委員長報告・質疑、討論、採決) 第2 請願第1号 (
委員長報告・質疑、討論、採決) 第3 陳情第19号・陳情第26号・陳情第27号 (
委員長報告・質疑、討論、採決) 第4
議員提出議案第1号 新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決) 第5
議員提出議案第2号
公共施設等適正管理推進事業債(
市町村役場機能緊急保全事業)の
制度改善を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決) 第6
議員提出議案第3号
地方創生のさらなる推進を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決) 第7
議員提出議案第4号
児童生徒の
交通安全対策確保の促進に関する意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決) 第8
委員会提出議案第1号 視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決) 第9
議員派遣について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議第1
号議案~議第34号議案、承認第1
号~承認第11号 (
委員長報告・質疑、討論、採決) 請願第1号 (
委員長報告・質疑、討論、採決) 陳情第19号・陳情第26号・陳情第27号 (
委員長報告・質疑、討論、採決)
議員提出議案第1号 新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
議員提出議案第2号
公共施設等適正管理推進事業債(
市町村役場機能緊急保全事業)の
制度改善を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
議員提出議案第3号
地方創生のさらなる推進を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
議員提出議案第4号
児童生徒の
交通安全対策確保の促進に関する意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
委員会提出議案第1号 視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
議員派遣について────────────────────────────────────────出 席 議 員(34名) 1 番 河 内 大 輔 2 番 出 川 桃 子 3 番 細 木 明 美 4 番 太 田 哲 5 番 田 中 肇 6 番 米 田 と き こ 7 番 三 島 伸 夫 8 番 岩 本 雅 之 9 番 新 井 昌 禎 10 番 野 津 照 雄 11 番 長 谷 川 修 二 12 番 柳 原 治 13 番 吉 儀 敬 子 14 番 橘 祥 朗 15 番 野 津 直 嗣 16 番 野 々 内 誠 17 番 森 本 秀 歳 18 番 貴 谷 麻 以 19 番 川 島 光 雅 20 番 石 倉 徳 章 21 番 田 中 明 子 22 番 畑 尾 幸 生 23 番 吉 金 隆 24 番 南 波 巖 25 番 津 森 良 治 26 番 森 脇 勇 人 27 番 宅 野 賢 治 28 番 川 井 弘 光 29 番 篠 原 栄 30 番 三 島 良 信 31 番 三 島 進 32 番 立 脇 通 也 33 番 比 良 幸 男 34 番 森 脇 幸 好───────────────────────欠 席 議 員(なし)───────────────────────欠 員(なし)───────────────────────
事務局職員出席者 事務局長 角 清 司 次長 福 島 恵 美 子
議事調査課長 錦 織 靖 浩 書記 仲 田 雅 彦 書記 尾 添 和 人 書記 門 脇 保 書記 月 森 致 子 書記 矢 田 英 之───────────────────────説明のため出席した者 市長 松 浦 正 敬 副市長 能 海 広 明 副市長 星 野 芳 伸 政策部長 藤 原 亮 彦
地域振興事業推進部長 足 立 保
総務部長 講 武 直 樹
総務部次長 島 根 史 明
防災安全部長 永 田 明 夫 財政部長 山 内 政 司
産業経済部長 山 根 幸 二
観光振興部長 錦 織 裕 司 市民部長 松 延 由 子 福祉部長 湯 町 信 夫 健康部長 小 塚 豊
子育て部長 舩 木 忠
環境保全部長 高 橋 良 次
大橋川治水事業推進部長 永 島 真 吾
都市整備部長 安 達 良 三 消防長 金 村 保 正 教育長 清 水 伸 夫 副教育長 早 弓 康 雄 副教育長 大 谷 淳 司
上下水道局長 川 原 良 一 ガス局長 渡 部 厚 志 交通局長 三 島 康 夫
市立病院院長 紀 川 純 三
市立病院事務局長吉 川 浩 二─────────────────────── 〔午前10時00分開議〕
○議長(
森脇幸好) これより本日の会議を開きます。───────────────────────
△日程第1 議第1
号議案~議第34号議案、承認第1
号~承認第11号 (
委員長報告・質疑、討論、採決)
△日程第2 請願第1号 (
委員長報告・質疑、討論、採決)
△日程第3 陳情第19号・陳情第26号・陳情第27号 (
委員長報告・質疑、討論、採決)
○議長(
森脇幸好) 日程第1、議第1号「元号を改める政令の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について」から議第34号「
玉造温泉地域地熱資源開発さく井工事の
請負契約締結について」まで議案34件、承認第1号「
専決処分の報告について」から承認第11号「
専決処分の報告について」まで承認11件及び日程第2、請願第1号「
ハンセン病元患者家族に対する救済を求めることについて」並びに日程第3、陳情第19号「
いじめ相談窓口(LINEによる) の開設を県に求めることについて」、陳情第26号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求めることについて」、陳情第27号「
視覚障害有権者への
選挙公報の充実を求める意見書の提出について」を一括して議題といたします。 各委員会における審査についてそれぞれ委員長の報告を求めます。
出川桃子総務委員長。 〔2番
出川桃子議員登壇〕
◆2番(出川桃子) おはようございます。
今期定例会において
総務委員会に付託となりました議案22件、請願1件、陳情2件につきまして、6月27日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第1号「元号を改める政令の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について」は、
電算システム等の改元対応についての質疑に対し、執行部より、昨年度と今年度で改修を行っており、問題は生じないものと考えているとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第1号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第2号「松江市
職員定数条例の一部改正について」は、質疑の後、意見はなく、採決の結果、議第2号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第3号「
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定について」及び議第4号「松江市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」の議案2件については、一括議題といたしました。 質疑において主なものとして、
会計年度任用職員についての質疑に対し、執行部より、本年4月現在の嘱託職員は461名、臨時職員は238名で、合計699名。このほかに
パート職員が500名、
アルバイト職員が48名、こうした職員が
会計年度任用職員に移行する。 仮に現在と同じ人数が同じ勤務時間で移行した場合、約3億円の経費の上乗せになるため、今後各課の状況を踏まえて、現在と同じ月数が必要であるか洗い出しを行うとともに、引き続き業務の見直し、効率化も図っていきたい。 また、当然行政に必要な経費として交付税算入されるべきであると考えているので、今後の動向を注視しながら国に対し必要な要望を行っていきたいと考えているなどの答弁がありました。 議第3号は、討論で意見はなく、採決の結果、
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 また、議第4号は、討論では、一委員より、処遇改善の目的もあったと思うので、制度移行に伴い給与が下がることなどがないようにしていただきたいとの意見があり、採決の結果、
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第5号「松江市
報酬費用弁償支給条例の一部改正について」は、
投票立会人の選任についての質疑に対し、執行部より、
投票立会人については立ち会いが長時間となるため人選に苦慮されていると伺っているが、途中交代することも認められているので、交代制度も有効に活用しながら立会人を確保している状況であるなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第5号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第6号「松江市
税賦課徴収条例等の一部改正について」は、
ふるさと納税の状況についての質疑に対し、執行部より、本市に対する
ふるさと納税については、平成28年度が約9,026万円であったのに対して、平成30年度が約1億58万円と順調に増加している。 今回、総務省の
基準見直しにより、現在松江市が定めている返礼品について県と確認作業を行っているところであり、地域の実態をしっかり反映した返礼品であれば認めていただくようさまざまな手法を検討しながら努力している状況である。 現状からすると、
総務省通達による大きな影響は受けないものと考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第6号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第7号「松江市
手数料徴収条例の一部改正について」は、質疑の後、討論では一委員より、
消費税引き上げに伴うもので反対、また一委員より、賛成の意見があり、採決の結果、議第7号は賛成多数で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第8号「松江市
火災予防条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部より、
住宅用火災警報器については、平成18年から新築住宅、平成23年から既存住宅において義務化されたが、10年経過したものはセンサーが劣化するおそれがあることから、取りかえを推奨しているところであるとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第8号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第23号「財産の無償譲渡について」は、旧
古志原分団コミュニティ消防センターを
地域自治会活動の拠点として譲渡するものです。 質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第24号「財産の取得について」は、
後期高齢者医療市町村システム機器の
保守期間終了により更新するものです。 質疑において主なものとして、
指名競争入札が1者の入札となった経過についての質疑に対し、執行部より、予定価格を設定するための見積もりを徴したところ、2者から提出され、競争入札が可能であると判断したが、結果的に入札の申し込みが1者だったもので、適正に成立していると考える。 今後も適正な基準に基づいて実施したいなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、1者の入札であり、購入に当たっては、内容をしっかり精査していただきたいとの意見がありました。 採決の結果、議第24号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第27号「財産の取得について」は、
消防指令システム機器一式の
保守期間終了により部分更新するものです。 質疑において主なものとして、できるだけ安価な方法となるよう、リースの選択肢はなかったか、あるいは有利な財源はないかとの質疑に対し、執行部より、今回は
システムの一部を更新するもので、リースできる内容ではなかった。また、有利な補助金などはなく、起債を予定している。 また、部分更新の具体的な内容についての質疑に対し、執行部より、119番通報に関連するさまざまな
システムで具体的には通報場所を示す
位置情報システム、
指令伝達装置、
出動車両運用管理装置などであるなどの答弁がありました。 討論では一委員より、高額な設備なので、しっかりと精査・検討して進めていただきたいとの意見がありました。 採決の結果、議第27号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第28号「財産の処分について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第28号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第30号「字の区域の廃止について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、議第30号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第34号「
玉造温泉地域地熱資源開発さく井工事の
請負契約締結について」は、質疑において主なものとして、児童の
安全対策や教育への配慮などについての質疑に対し、執行部より、
自然再生エネルギーを活用した
地域振興策として、候補になった市内5カ所を詳細調査した結果、
玉湯小学校の付近が最も地熱が高いエリアとされた。昨年度に国の補助金を受け、今年度実施する必要があることから、この時期の工事となるものである。
玉湯小学校敷地内であることから、騒音対策として、仮設のエアコンを全教室に設置すること、夏休みから工事を開始することなど、児童の
安全対策や教育への配慮を十分に行うものとして、昨年6月から
学校関係者、保護者、地域の皆様に延べ約30回にわたる説明会を行い、本年5月に最終的に御理解をいただいたところである。
玉湯小学校閉校後は、
地熱発電所としての活用など、
有効活用策を地域とともに考えていきたいとの答弁があり、討論で意見はなく、採決の結果、議第34号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、承認第1号「
専決処分の報告について(松江市
税賦課徴収条例の一部改正について)」及び承認第2号「
専決処分の報告について(松江市
都市計画税条例の一部改正について)」の承認2件については、一括議題といたしました。 承認第1号は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、
全会一致で承認すべきものと決しました。 また、承認第2号は質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、承認第3号「
専決処分の報告について(松江市
原子力発電施設等立地地域指定による
固定資産税の不
均一課税に関する条例の一部改正について)」、承認第4号「
専決処分の報告について(
半島振興対策実施地域指定による
固定資産税の不
均一課税に関する条例の一部改正について)」、承認第5号「
専決処分の報告について(松江市過疎地域における
固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について)」、承認第7号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号))」、承認第8号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市
宍道国民健康保険診療施設事業特別会計補正予算(第4号))」、承認第9号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第4号))」、以上の承認6件につきましては、質疑、
意見ともになく、採決の結果、それぞれ
全会一致で承認すべきものと決しました。 次に、請願第1号「
ハンセン病元患者家族に対する救済を求めることについて」は、紹介議員からの説明の後、質疑において主なものとして、家族に対する被害について松江市ではどのような認識を持っているかとの質疑に対し、長年の
強制隔離政策の結果、元患者本人はもとより、家族や親族の方も長年偏見や差別に苦しめられてきたものと認識しており、松江市
人権施策推進基本方針にも記載しているところであるとの答弁がありました。 一委員より、継続審査の申し出がありましたが、採決の結果、当日中に結論を出すことに決しました。 討論では、一委員より、元患者や御家族が長らく受けてこられた偏見は、国の誤った政策によって引き起こされたものであり、政治の責任として対応するべきと考え、採択。 一委員より、松江市
人権施策推進基本方針にも明記されている現状もあり、元患者御本人とともに、御家族の思いを重く受けとめるべきであり、採択。 一委員より、現在司法で係争中の事案であり、不採択との意見があり、採決の結果、請願第1号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第26号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求めることについて」は、質疑において主なものとして、2割化に関する国の動向についての質疑に対し、執行部より、
経済財政諮問会議において、2020年度までに高齢者の
窓口負担のあり方を含め、
社会保障改革の具体化を進めることが決定された。本年4月に財務省が行った
財政制度分科会においては、速やかに
後期高齢者の自己負担を原則2割にするべきとの方向性が出されている。 本市において、高齢者に占める低所得者の割合についての質疑に対し、執行部より、
後期高齢者医療の被保険者で低所得者層に該当する方は、平成28年度が16.3%、平成30年度が15.3%で、ほぼ横ばいの状況であるなどの答弁がありました。 討論では一委員より、平成30年に開催された
社会保障審議会医療保険部会での
窓口負担の増加が、
医療手控えや重症化を招くとする専門家や当事者の意見なども踏まえ、採択。 一委員より、
後期高齢者医療保険の持続性を高めるとともに、
世代間格差等の負担の公平を図るため、ゼロベースで検討するべきと考え、不採択との意見がありました。 採決の結果、陳情第26号は賛成少数により不採択とすべきものと決しました。 次に、陳情第27号「
視覚障害有権者への
選挙公報の充実を求める意見書の提出について」は、質疑において主なものとして、島根県や松江市
選挙管理委員会における対応についての質疑に対し、執行部より、本年4月の知事選・県議選では、県選管から、点字版、音声版などが配布され、2年前の市長選・市議選においては、松江市選管から音声版を配布している。それぞれ自治体の一般財源で作成しているとの答弁がありました。 討論では、2名の委員より、選挙は権利であり、さまざまな障がいがある方も権利を行使できるような
環境づくりを国に働きかけることが必要であり、採択との意見があり、採決の結果、陳情第27号は
全会一致で採択すべきものと決しました。 以上で
総務委員会の報告を終わります。
○議長(
森脇幸好) これより
総務委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって
総務委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
米田ときこ教育民生委員長。 〔6番
米田ときこ議員登壇〕
◆6番(
米田ときこ)
今期定例会において
教育民生委員会に付託となりました議案13件及び継続審査となっておりました陳情1件につきまして、6月7日及び6月28日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 初めに、議第12号「
松江市立幼稚園・
幼保園通園バスの運行に関する条例の一部改正について」は、質疑では、
通園バスの使用料の滞納に関する措置の規定を新たに設けた理由についてはどうか。 また、
通園バスの使用料を
納付義務者が未納とした場合、園児の
通園バスの使用の停止措置を過去にとったことがあるかとの質疑に対し、執行部より、
通園バスの使用料の滞納に関する措置規定を新たに設けた理由については、今回
幼稚園保育料の無償化に伴い、
幼稚園保育料条例を廃止することとなるため、今回の条例改正で滞納に関する措置規定を定めたところである。 園児の
通園バスの使用の停止については、未納が発生したら、まずは納付相談を行いながら、納付に導いていくということに努めており、
通園バスの使用の停止の事例はないとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第12号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第25号「財産の取得について」は、老朽化により更新する
スクールバス兼
コミュニティバス3台を取得するものであります。 質疑では、
スクールバス兼
コミュニティバス3台を購入されたが、
リース契約による方法と比較はしたのかとの質疑に対し、執行部より、補助金、過疎債については、
リース契約は対象とならないため、リースによる方法は選択しなかったところであるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第25号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第29号「財産の処分について」は、松江市が所有する(仮称)
玉湯統合小学校校舎・幼稚園・
児童クラブ建設(建築)工事で使用する
市調達木材を売却するものであります。 市が
債務負担行為を設定し、県産材、市産材を集めておいて、建設業者に売却するという例は今までなかったが、今後の影響についてはどのように考えているのかとの質疑に対し、執行部より、木材は切り時があり、どうしても調達に時間がかかるため、このような方法を採用したところである。 今後、木構造で施設を建築していくかどうかについては、いろいろな状況に応じてだろうと思うが、仮に木構造で建築するとすれば、今回のような方法をとらざるを得ないのではないかと考えており、そういった可能性はあると考えているなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第29号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第9号「松江市
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」及び議第11号「松江市
保育料条例等の一部改正について」は、質疑の後、討論で意見はなく、採決の結果、それぞれ
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、議第10号「松江市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」、議第13号「松江市子ども・
子育て支援法施行条例の制定について」、議第14号「松江市
指定管理者の管理する
老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び議第20号「(仮称)
玉湯統合小学校校舎・幼稚園・
児童クラブ建設(建築)工事の
請負契約締結について」から議第22号「(仮称)
玉湯統合小学校校舎・幼稚園・
児童クラブ建設(
給排水衛生設備)工事の
請負契約締結について」並びに議第26号「財産の取得について」、以上議案7件につきましては、質疑、
意見ともなく、採決の結果、それぞれ
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 次に、承認第10号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市
介護保険事業特別会計補正予算(第5号))」は、質疑、
意見ともなく、採決の結果、
全会一致で承認すべきもの決しました。 次に、継続審査となっておりました陳情第19号「
いじめ相談窓口(LINEによる)の開設を県に求めることについて」は、6月7日の審査では、執行部より、初めに全国の都道府県におけるSNS等の相談窓口の取り組み状況と松江市の児童相談の状況について説明がありました。 質疑に対し、執行部より、島根県教育委員会のLINE相談窓口の設置については、当初設置に向けて検討はされるような動きはあったようだが、予算的な面も含めて国の動向がはっきりしないことがある。また、他県の様子もいろいろ聞く中で、効果について検討されているが、現在のところなかなか難しい状況であるとのことであった。 次に、SNS等を活用した相談窓口に対する国の補助制度についての質疑では、執行部より、昨年度まで各都道府県と指定都市に対し助成を行ってLINE開設の調査研究を行う事業であった。本年度については、新規に自治体が手を挙げても認められないということである。市が昨年度まで助成を受けたところについても、将来的に都道府県のほうへ移行していくという条件がついた中での取り組みであったということである。県のほうにも伺ったが、この制度については不透明で、今後については見通すことができないなどの質疑に対する答弁がありました。 次に、一委員より、この陳情第19号については、もう少し調査研究したいとの意見がありました。 このため、委員会において、本件について諮った結果、後日改めて委員会を開き引き続き審査することに決定いたしました。 次に、6月28日の審査では、初めに執行部より、島根県議会の審議状況についての説明があり、審議の結果、趣旨採択ということでありました。 質疑に対し、執行部より、島根県議会における陳情の審査において、島根県の教育委員会ではSNS等の相談窓口については、LINEに限定されるものではなく、最も効果的なものを今後調査していく必要がある。また、本件について指定を受けた都道府県が取り組んでいるが、その結果がはっきりしていないため、もう少し様子を見ていく必要があるとの回答をされていると聞いているなどの答弁がありました。 討論では、一委員より、島根県議会は趣旨採択ということであり、県はみずからの判断で今後さまざまな方法で検討するということであろうと考える。 また、国においてもいまだに試行後の結論も出していないという状況であり、国、県の動向を期待し、注視していきたい。 こうしたことから、趣旨採択のない当市議会としては、不採択とするほかないと考える。 また、一委員より、我々の会派としては、本陳情が当市議会に提出されてから、本件について東京都へ行政視察を行ったところである。 このSNSは、若者を中心に非常に有効なものであるが、反面危険なものでもある。これまではいじめの相談は面談によるものがほとんどであったが、顔を合わせることなく、LINEであれば文字による相談となり、こうしたことが本当によいことなのか。 また、こうした
システムをつくるに当たって、非常にお金がかかるということ、そしてSNSに詳しい人が心理的にきちんと相談に応じることができるのかなど、東京都においても大変であると聞いており、この地方でLINEによる相談は有効であるのかどうか、非常に難しいと感じている。 陳情者の思いはわかるが、国の動きが読めない中、今の時期でどうなのかと考えている。 よって当市議会は趣旨採択がないので、不採択。 また、一委員より、SNS等による相談方法については、フェイスブックなどのいろいろな方法があり、LINEのみに限定するものではない。このSNSの問題は非常に多くあり、相談窓口は必要であると考えており、今後の県の状況を注視すべきである。 したがって、当市議会では趣旨採択がないので、不採択などの意見があり、採決の結果、陳情第19号は賛成する者はなく、不採択とすべきものと決しました。 以上で
教育民生委員会の報告を終わります。
○議長(
森脇幸好) これより教育民生委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって教育民生委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 長谷川修二経済委員長。 〔11番長谷川修二議員登壇〕
◆11番(長谷川修二)
今期定例会において経済委員会へ付託になりました議案2件につきまして、7月1日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第15号「松江市中小企業・小規模企業振興基本条例の制定について」は、質疑において主なものとして、他自治体での制定状況についての質疑に対し、全国は把握していないが、島根県内は松江市で条例化されれば、全市で制定されることになるとの答弁があり、パブリックコメント等での意見についての質疑に対し、パブリックコメントでは意見はなかったが、ヒアリングや検討委員会の中でチャレンジする企業、起業意欲のある事業者を支援してもらいたい。国際文化観光都市であるので観光振興を入れてもらいたい。また、振興会議を実効性のあるものにしてもらいたいなどの意見があったとの答弁がありました。 また、分野別の施策展開についての質疑に対し、松江市農林水産業振興計画や松江市中心市街地活性化基本計画など各分野の計画と整合性をとりながら、それぞれの計画が活性化するよう取り組んでいきたいとの答弁があり、市内企業の実態調査についての質疑に対し、実態把握は基礎になる大事な部分であると考えており調査を行っていく。また、これまでのアンケート結果の活用や企業訪問などによりいただいた意見も集約したいと考えているとの答弁があり、施策の実施状況の公表についての質疑に対し、振興会議は条例に基づき公表するが、それ以外のものについても、積極的に公表していきたいとの答弁がありました。 また、起業創業の相談件数、実際の起業件数についての質疑に対し、起業創業については、松江市ではまつえ産業支援センターが第1次的な総合窓口として相談を受けている。平成30年度は相談を受けた件数が20件で、そのうち8件が創業、平成29年度は相談件数12件のうち8件が創業に至った。また、金融機関、商工会議所、しまね産業振興財団等の支援機関への調査では、重複もあるが、平成30年度は259件の相談を受け165件の創業の実績があったと報告を受けているとの答弁があり、起業を希望した場合の土地のあっせんや制限区域での許可についての質疑に対し、空き店舗の活用など、できる限りあっせんしているが、都市計画の用途区域、制限もあるため、許される中での協力、あっせんをしている。産業経済部、歴史まちづくり部、政策部などが一緒になって今後検討していく必要はあると考えているとの答弁がありました。 討論では一委員より、賛成する意見として、市民が待ち望んでいた条例で、中小企業と小規模企業をしっかりと地域経済の担い手に位置づけられた。松江市が責任を持って施策を展開するということがうたわれており評価する。単なるお題目に終わるのではなく、その後が大事である。中小企業が松江市と一緒になって施策展開することにより、地域経済を牽引していくということで、行政と一緒になって、しっかりとやっていただきたいとの意見があり、また一委員より、賛成する意見として、現在いろいろな支援制度がある。市の支援制度も非常に喜ばれているが、国の事業、県の事業、市の事業もあり、横断的な観点から上乗せをして補完していくということも非常に大事だと思っている。そこを十分に管理し具体的な振興策に結びつけていただきたいとの意見がありました。 採決の結果、議第15号は
全会一致により原案可決すべきものと決しました。 承認第11号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市企業団地事業特別会計補正予算(第2号))」は、質疑において主なものとして、企業団地の売却状況、今後の見通しについての質疑に対し、朝日ヒルズは全27区画のうち14区画が売却済みとなっており、面積で売却率が50.09%である。ここ2年で2件話はあったが、土地価格の問題や景気状況で一旦見送りになった。 クレアヒルは、現在2区画残っており、1区画について1社と継続して売却の協議をしている。 揖屋干拓工業団地においても、現在複数社で交渉中であるとの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、承認第11号は
全会一致により承認すべきものと決しました。 以上で経済委員会の報告を終わります。
○議長(
森脇幸好) これより経済委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって経済委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 細木明美建設環境委員長。 〔3番細木明美議員登壇〕
◆3番(細木明美)
今期定例会において付託となりました議案7件について、7月1日に現地視察並びに2日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 議第16号「松江市
コミュニティバスの運行に関する条例の一部改正について」は、質疑に対し、執行部から、全ての地区において、路線やダイヤの見直し等を行う場合、地区ごとに設置されている利用促進協議会に相談、論議し、了解を得たものについて運輸支局に申請している。このたびの改正も同様の手続を踏んでいるなどの答弁がありました。 そのほか委員から、条例で定める範囲やバス停の管理主体、方法についての質疑がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第16号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第17号「大規模集客施設制限地区内における建築物の制限に関する条例の一部改正について」は、質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第18号「松江市普通公園条例の一部改正について」は、公園の維持管理についての質疑に対し、執行部から、松江市には議案の2公園を含めて普通公園が181カ所、ほかに都市公園が153カ所、農山漁村公園が51カ所、児童遊園地が71カ所ある。現在150近くの公園を公園愛護団体に管理していただいており、八束千本桜公園も同様である。直営の管理には人員等の限界もあり、今後も公園愛護団体をふやしていく形で対応していきたい。また、公園の樹木管理については、今年度緑の基本計画を策定予定であり、この中で維持管理の体制や施策についても方針を示したいなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第18号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第19号「松江市水道給水条例の一部改正について」は、更新制が導入された目的についての質疑に対し、執行部から、指定工事業者の実態を定期的かつ正確に把握するため、指定の更新制が導入されたなどの答弁がありました。 討論で意見はなく、採決の結果、議第19号は
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 議第31号「市道路線の認定について」、議第32号「令和元年度松江市水道事業会計補正予算(第1号)」、議第33号「令和元年度松江市下水道事業会計補正予算(第1号)」、以上の議案3件についてはそれぞれ質疑、
意見ともになく、採決の結果、
全会一致で原案可決すべきものと決しました。 以上で建設環境委員会の報告を終わります。
○議長(
森脇幸好) これより建設環境委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって建設環境委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 比良幸男予算委員長。 〔33番比良幸男議員登壇〕
◆33番(比良幸男)
今期定例会において予算委員会に付託になりました議案1件につきまして、7月5日に委員会を開催し、審査を行いましたので、御報告申し上げます。 承認第6号「
専決処分の報告について(平成30年度松江市一般会計補正予算(第8号))」は、討論では一委員より、賛成する旨の意見があり、採決の結果、
全会一致により承認すべきものと決しました。 なお、各分科会での審査の内容については、お手元にお配りしております分科会長報告のとおりであります。 以上で予算委員会の報告を終わります。
○議長(
森脇幸好) これより予算委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これをもって予算委員長の報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 14番橘祥朗議員。 〔14番橘祥朗議員登壇〕
◆14番(橘祥朗) 共産党、橘祥朗でございます。共産党市議団を代表して議案3件、請願1件、陳情1件について
委員長報告に反対の立場から討論をさせていただきます。 議第7号は、特定屋外貯蔵所にかかわる手数料を、消費税増税にかかわって増額するものです。 現在、松江市では該当する施設はないとのことではありますが、そもそも消費税増税そのものは、景気も決してよくない中、経済の状況、そしてまた実質賃金も上がらないという状況の中で、消費税は増税すべきでないという立場で反対をさせていただきます。 続いて、議第10号「松江市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、
待機児童の解消のためには、本来国の基準を満たした認可保育所の増設が必要ですが、国は基準を緩和して民間業者に門戸を開くことを推進しています。今回の条例改正もこの流れに沿ったものです。保育の質の低下などの懸念があります。よって反対をいたします。 続いて、議第12号「
松江市立幼稚園・
幼保園通園バスの運行に関する条例の一部改正について」です。 この改正案では、第7条で、市長は、
納付義務者が使用料を納付期限までに納付していないときは、当該
納付義務者の園児に係る
通園バスの使用を停止することができるとされています。
教育民生委員会での質問に対し、執行部から、実際には園児のバス利用を停止することは考えていないとの答弁はありましたが、保育料を無償化し、子育てを支援する流れから、この際、何の責任もない園児に対するペナルティーは廃止すべきです。第7条の撤回を求めます。よって議第12号には反対をいたします。 続いて、請願第1号「
ハンセン病元患者家族に対する救済を求めることについて」です。 この請願は、
ハンセン病隔離被害の救済対象として最後まで残された家族被害に対する救済を求めるものです。この家族被害も、
ハンセン病隔離被害の根源である「らい予防法」によってもたらされたことは明らかです。
総務委員会審議の時点では、熊本地裁において係争中でしたが、6月28日、熊本地裁は家族被害を認め、賠償を命ずる判決を下しました。家族被害の救済に対する政治の責任を果たす上でも、請願を採択することが重要です。以上により、請願を不採択とした
委員長報告に反対いたします。 最後に、陳情第26号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求めることについて」です。 この陳情は、
後期高齢者の
医療費窓口負担を現行1割から2割に引き上げる議論が進む中で、1割負担の継続を求める意見書の提出を求めるものです。 この問題を考える上で、昨年11月14日、政府の
社会保障審議会医療保険部会において、日本医師会の委員が
後期高齢者の
医療費窓口負担を引き上げることは、医療へのアクセス制限となり、症状の重症化をもたらすとして反対していることを重視すべきです。 お金の心配なく医療にかかれる社会を実現させる立場から、不採択とする
委員長報告に反対いたします。 以上、議員諸氏の御理解を心からお願い申し上げまして、反対討論といたします。よろしくお願いします。(拍手)
○議長(
森脇幸好) これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。 初めに、議第1号議案外議案33件及び承認第1号外承認10件の表決を行います。 議第7号「松江市
手数料徴収条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第7号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第10号「松江市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第10号議案は委員長の報告のとおり決しました。 議第12号「
松江市立幼稚園・
幼保園通園バスの運行に関する条例の一部改正について」を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手多数であります。 よって議第12号議案は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した議第7号議案外議案2件を除き、議第1号「元号を改める政令の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について」外議案30件、承認第1号「
専決処分の報告について」外承認10件を一括して採決いたします。 議第1号議案外議案30件に対する委員長の報告は原案可決であります。承認第1号外承認10件に対する委員長の報告は承認であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手全員であります。 よって議第1号議案外議案30件、承認第1号外承認10件は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。 次に、請願第1号の表決を行います。 請願第1号「
ハンセン病元患者家族に対する救済を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手多数であります。 よって請願第1号は委員長の報告のとおり決しました。 次に、陳情第19号外陳情2件の表決を行います。 陳情第26号「
後期高齢者の
医療費窓口負担の「原則1割」の継続を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手多数であります。 よって陳情第26号は委員長の報告のとおり決しました。 次に、ただいま議決した陳情第26号を除き陳情第19号「
いじめ相談窓口(LINEによる)の開設を県に求めることについて」、陳情第27号「
視覚障害有権者への
選挙公報の充実を求める意見書の提出について」を一括して採決いたします。 陳情第19号に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第27号に対する委員長の報告は採択であります。 委員長の報告のとおりそれぞれ決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手全員であります。 よって陳情第19号、陳情第27号は委員長の報告のとおりそれぞれ決しました。───────────────────────
△日程第4
議員提出議案第1号 新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
△日程第5
議員提出議案第2号
公共施設等適正管理推進事業債(
市町村役場機能緊急保全事業)の
制度改善を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
△日程第6
議員提出議案第3号
地方創生のさらなる推進を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
○議長(
森脇幸好) 日程第4、
議員提出議案第1号「新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について」から日程第6、
議員提出議案第3号「
地方創生のさらなる推進を求める意見書について」まで議案3件を一括して議題といたします。 提出者の説明を求めます。 26番森脇勇人議員。 〔26番森脇勇人議員登壇〕
◆26番(森脇勇人)
議員提出議案第1号「新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について」、提案理由の説明をいたします。 過疎対策については、昭和45年以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果がありました。 しかし、少子高齢化の進行に伴う人口減少により、多くの集落が消滅の危機に瀕し、また管理の放置により森林の荒廃が進み、豪雨・地震等による林地崩壊や河川氾濫が発生するなど、極めて深刻な状況に直面しています。 過疎地域は我が国の国土の過半を占め、過疎地域が果たしている多面的・公共的機能は国民共有の財産であり、過疎地域の住民によって支えられてきたものであります。 現行の過疎地域自立促進特別措置法は令和3年3月末をもって失効することとなりますが、過疎地域が果たしている多面的・公共的機能を今後も維持していくためには、引き続き過疎地域に対して総合的かつ積極的な支援を充実・強化し、住民の暮らしを支えていく政策を推進することが重要です。 過疎地域がそこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に都市も含めた国民全体の安心・安全に寄与するものである。 よって引き続き総合的な過疎対策を充実・強化させるため、国において新たな
過疎対策法を制定するよう強く要望するものであります。 次に、
議員提出議案第2号「
公共施設等適正管理推進事業債(
市町村役場機能緊急保全事業)の
制度改善を求める意見書について」の提案理由の説明をいたします。 この制度は、市町村の庁舎が地震発災時に行政の中枢拠点として確実に業務継続ができ、有効に機能するよう耐震性の低い庁舎の建てかえを緊急に実施するため創設されました。 本事業債では、地方負担軽減のため財政措置が行われることになっていますが、交付税措置は実質的に起債対象経費の22.5%にとどまります。 しかし、近年頻発する災害への備えと迅速な対応など、市町村庁舎には市民の安全と安心を守る重要拠点として、より質の高い役割と機能が求められており、地方負担も必然的に増加する傾向にあります。 また、来庁者用駐車場は起債対象経費とされていませんが、自家用車の保有率が高い地方都市において必要不可欠な施設であり、災害発生時には対応拠点としても重要な役割を担うことになるものですので、利用実態と制度との乖離が大きいと言わざるを得ません。 よって時代のニーズに沿った市町村庁舎の機能強化を進めるため、交付税措置率のかさ上げや起債対象範囲の拡大など、国においてさらなる地方負担の軽減を図るよう強く要望するものであります。 次に、
議員提出議案第3号「
地方創生のさらなる推進を求める意見書について」の提案理由の説明をいたします。 我が国においては、少子高齢化の進展、地方の人口減少と東京圏への過度の人口集中が大きな問題となっております。 そのため、平成26年に施行されたまち・ひと・しごと創生法では、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生に関する政策を総合的かつ計画的に実施することとしております。 これに関連して、国は地方における安定した雇用創出、まちの活性化など
地方創生の充実強化を支援するため、
地方創生推進交付金を創設し、また地域の観光振興や住民所得の向上等の基盤となる施設の整備等を支援するため、
地方創生拠点整備交付金を創設しました。 しかしながら、
地方創生推進交付金は複雑な条件設定により地域の実情に応じた活用がしにくく、また
地方創生拠点整備交付金については、建築物の整備が交付要件とされていること、事前相談の期間、募集期間が極めて短いことや、補正予算で計上されるため実質1年での事業完了が必要であり、複数年度で行う規模の計画を立てることができないなどのことから、総じて執行率が低い傾向にあります。 よって
地方創生をさらに推進するために、国が本来行うべき施策を強力に推進するとともに、本案に記載しております事項について積極的かつ適切に対応するよう強く要望するものであります。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
○議長(
森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第1号外議案2件については、会議規則の規定により、それぞれ委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。
議員提出議案第1号「新たな
過疎対策法の制定を求める意見書について」から
議員提出議案第3号「
地方創生のさらなる推進を求める意見書について」まで議案3件を一括して採決いたします。
議員提出議案第1号外議案2件はそれぞれ原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手全員であります。 よって
議員提出議案第1号外議案2件はそれぞれ原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第7
議員提出議案第4号
児童生徒の
交通安全対策確保の促進に関する意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
○議長(
森脇幸好) 日程第7、
議員提出議案第4号「
児童生徒の
交通安全対策確保の促進に関する意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 14番橘祥朗議員。 〔14番橘祥朗議員登壇〕
◆14番(橘祥朗) 提案理由の説明をさせていただきます。 保育園児の散歩途中に車が突っ込み、保育士や園児が事故に巻き込まれ園児が死亡するという大事故が発生をしております。通学路においても、登下校の途中に車が突進して子どもの命が犠牲になる事故も後を絶ちません。 国は、事故のたびに緊急点検の実施を通知しますが、予算を伴う対策が必要であるため、対策は極めて不十分な状態であり、今もって悲惨な事故が絶えません。 松江市では
児童生徒の重大事故は発生していないとのことではありますが、昨年1年間で児童を巻き込んだ事故は20件を超えています。また、教育委員会に寄せられた危険箇所の改修を求める件数はこの5年間で1,000件を超えていますが、実施された件数はわずかに88件でした。予算の増額が求められます。 よって国に対して
児童生徒の交通
安全対策促進のため、施設整備に係る財政措置のさらなる拡充と環境整備に向けた法整備を行うよう要望する意見書を提出するものです。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(
森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 お諮りします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第4号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 15番野津直嗣議員。 〔15番野津直嗣議員登壇〕
◆15番(野津直嗣) 松政クラブ、野津直嗣です。
議員提出議案第4号については、国が既に早急に対策を行うとしており、本意見書にある法整備や対策強化については、国の対策をまずしっかり見きわめた後、より具体的かつ必要な法の整備や対策強化についてしっかり検討し、意見書を提出すべきものと考えております。 よって本意見書の現段階での提出については賛同できません。
○議長(
森脇幸好) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) ほかにないようですので、これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。
議員提出議案第4号「
児童生徒の
交通安全対策確保の促進に関する意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手少数であります。 よって
議員提出議案第4号は否決されました。───────────────────────
△日程第8
委員会提出議案第1号 視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書について (
提案説明、質疑、討論、採決)
○議長(
森脇幸好) 日程第8、
委員会提出議案第1号「視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書について」を議題といたします。 提出者の説明を求めます。
出川桃子総務委員長。 〔2番
出川桃子議員登壇〕
◆2番(出川桃子)
委員会提出議案第1号 視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書につきまして、提案理由の御説明をいたします。 視覚障がい有権者に対する
選挙公報について、国政選挙においては、点字、音声、拡大文字を用いて提供されております。 地方選挙においては、島根県知事選挙及び県議会議員選挙では点字、音声等により、また本市においても音声による情報提供が行われているところですが、全国的には経費の問題や選挙期間が短期間であることなどから、自治体によって対応にばらつきが生じている状況です。 国民の選挙権は平等であり、投票行動を左右する
選挙公報についても、その内容の情報提供が平等に保障される必要があります。 ついては、視覚障がい有権者に点字、音声、拡大文字など、当事者に適した媒体による
選挙公報が提供されるよう、ガイドライン策定、公職選挙法の改正など、法整備を進めること、視覚障がい有権者に適した
選挙公報を提供するために必要な選挙管理予算を確保すること、また視覚障がい有権者への
選挙公報充実に関する啓発を推進すること、以上を国に要望するものです。 以上、議員諸氏の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(
森脇幸好) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより表決に入ります。
委員会提出議案第1号「視覚障がい有権者への
選挙公報の充実を求める意見書について」を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。 〔賛成者挙手〕
○議長(
森脇幸好) 挙手全員であります。 よって
委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。───────────────────────
△日程第9
議員派遣について
○議長(
森脇幸好) 日程第9「
議員派遣について」を議題といたします。 お諮りします。
地方自治法及び会議規則の規定により、お手元にお配りしておりますとおり、議員を派遣することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 この際、お諮りします。 ただいま議決した事項について、諸般の事情により派遣期間等を変更する場合、議長に一任をお願いしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
森脇幸好) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 これにて
今期定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 この際、松浦市長より発言の申し出がありますので、これを許します。 松浦市長。 〔松浦正敬市長登壇〕
◎市長(松浦正敬) 閉会に当たりまして、一言お礼の御挨拶を申し上げたいと思います。 今議会に提案をいたしておりました全ての議案につきまして、慎重御審議をいただき、原案どおり議決をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 初めに、先週発生いたしました九州南部での大雨による土砂災害や河川の氾濫などにより被害を受けられた皆様、関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 近年、発生します地震や豪雨などによる自然災害は、過去の経験が役に立たないほど、予測ができないものとなっております。 本市でも、このような大規模自然災害等に備えるため、事前にできる防災への取り組みや、発生時の減災と迅速な復旧・復興を目指す国土強靱化地域計画を第2次総合戦略と同時に年内を目標に策定いたしていくことにいたしております。 さて、今議会では、知事選に関連いたしまして新知事との連携を心配する御意見をいただいたところであります。 市政を円滑に運営していくため、人口減少など共通課題の解決に向け、新知事としっかりと連携をして
地方創生に取り組んでまいりたいと考えております。 本年は、第1次総合戦略の最終年度でありますので、しっかりと検証を行い、第2次総合戦略の策定に生かしていくことが重要と考えております。 策定に当たっては、市民の皆様や関係団体、関係機関などから御意見を伺うことはもとより、国や県、中海・宍道湖・大山圏域市長会が策定する戦略と整合性を図り、
地方創生の実現につなげていきたいと考えております。 戦略の重要な柱である人口減少対策を進める上で、雇用の場を確保することは重要であることから、地域経済の持続的な発展と雇用の創出を図り、市民生活の向上に寄与することを目的とした中小企業・小規模企業振興基本条例の議決をいただいたところであります。 今後、関係の皆様から御意見を賜り、条例に基づいた計画を策定し具体的な施策に取り組んでいきたいと考えております。 最後になりますが、このたびのごみ袋の不足につきまして、市民の皆様に大変御迷惑をおかけいたしましたことに対し、改めてこの場をおかりしておわびを申し上げます。 本年10月には、消費税率の改定に伴い、ごみ処理手数料などの値上げをさせていただくことになりますが、市民の皆様への周知の徹底を初め万全の対応をしてまいりたいと考えております。 今後とも引き続き議員の皆様の御理解、御支援を賜りますようにお願いを申し上げ、6月議会閉会での御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
森脇幸好) これにて令和元年第2回松江市議会定例会を閉会いたします。 〔午前11時13分閉会〕...